アンテロープサンダル | Post Production ex for us
Dec 21, 2024
男女の垣根のない、整然と洗練されたシューズを生み出し続けるPost Production。その研ぎ澄まされた感覚を悪戯に踏み外してみるように、時折で使用されるエキゾチックレザーたち。シャークやブラウンベアー、ファーシール、ヘアカーフなどここ数シーズンだけでも様々なバリエーションに心が躍った。
2025 SPRING SUMMERで甲斐さんが新たにコレクションに加えたアンテロープ。岩肌のように激しく、脈々と隆起したシボ。墨で縦横無尽に書き殴ったような、強い明暗のコントラスト。エレファントともバッファローともブルハイドとも違う、逞しさと迫力を宿したキャラクターに一目惚れしました。
そして、春夏の履き物として欠かせない存在となるサンダル。サンダルとドレスシューズの間を取り持つ存在として登場したTear Pumpsから始まり、2024SSではFACE Sandalの登場。どちらもPost Productionとしてはもちろん、メンズシューズとしても革新的なプロダクトでしたが、僕が熱望していたのは”よりサンダルらしく”問答無用に素足で履けるもの。歩くたびに風が通り、湿度を感じさせない通気性。それでいてシューズに負けないくらい歩行を頼れるもの。以前より製作を匂わせていたのですが、熱望が叶い、”Hunt-Sandal”として発表されました。
所謂、グルカサンダルのカテゴリに位置付けされるような形状ですが、アッパーは編み込みではなくシューズブランドとしてのプライドを感じるステッチワークでの縫製。ソールにはHunt-Bootsで採用されていたリッジウェイソール。足を力強くホールドし、地面を豪快に掴む。長距離の移動には不向きなレザーサンダルのイメージを払拭している。
せっかくこれほど熱望していたのだからCOELACANTHらしいものを作りたいと打診し、冒頭のアンテロープでオーダー会限定での別注を製作して頂きました。
墨のように滲んだブラックと、モルタルみたいなライトグレー。起伏の激しい表情がHunt-Sandalによく似合う。下手なスタイリングでは学校の先生みたいになりがちなグルカサンダルも、これくらいキャラクターが強ければ大丈夫。スラックスに合わせてもデニムに合わせてもショーツに合わせても夏を楽しめる。ビビッドカラーのソックスで色を差し込んでも楽しい。ということは秋だって冬だって楽しめる。コートにサンダルなんて意味のわからない合わせ方も好き。
Hunt-Sandale Exclusive for COELACANTH
"Antelope Leather"
price jpy 83,600- tax included.
前述したようにオーダー会の期間限定ですので強く推したいのですが、せっかくフルラインナップを楽しんで頂ける機会。予習として一部ではありますが、期待の新作たちも披露させて頂きます。
Exclusiveも含め、全てのモデルでオンラインオーダーも受け付けております。写真以外のアイテムも多数ご用意しておりますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。
Post Production
ORDER EXHIBITION 2025 SPRING SUMMER
2024.12.20 fri - 12.21 mon | 13:00 - 19:00 (Last entry)
ENTRANCE FREE
at COELACANTH
東京都渋谷区渋谷2-3-3 2F 201