Hidale 2026FW Order Exhibition

 

 

 

毎日、毎日、気持ちの良い気温に心も身体も踊るような一方で、先の暑さを想像すると不安にもなります。まだまだ春服を楽しんでいたいけれど、夏服もそろそろ考えなければということで、店内にはショーツ類も並べ始めています。毎年の過去最高気温記録更新にいい加減身体が順応してくれないものでしょうか。

そんな春の後期に、来期秋冬のオーダー会を開催いたします。”Hidale”という新しいブランドです。


 

 

 

 

 

仕事としても趣味としても、洋服のリサーチが日常化している中で、新しいブランドというのが見つかりにくくなった。それは、生産背景の逼迫や生産コスト、ミニマムロットの増加といった参入障壁の上昇によるものなのか、世代差による感覚値の違いによるものなのか、はたまた単純に自分の目が肥えてきたのか。感動であったり感心だったりを受けることが少なくなったように感じる、確実に。

その中で、Hidaleには大きく心を動かされた。


 

 

 

 

 

デザイナーを務める水野隆守氏は、テーラーを生業とされるお方。高校卒業後に渡米し、ニューヨークでファインアートを学ぶ。帰国後は文化服装学院でファッションに携わり、卒業後は日本屈指のテーラー “TAILOR&CUTTEE” の有田一成さんに師事の元、8年間に渡って研鑽を積む。2016年には自身のアトリエ “companie van verre” を開業し、テーラーとして活動する傍らで2025年にHidaleの旗を上げる。

 

今回、coelacanthのポストに投函された一通のDMでブランドを知ることになった。小洒落た封筒の中に入っていた革の冊子。挟み込まれたLOOKと簡素に綴られた案内。そのLOOKの整えられた力強さと、写真からでも伝わる仕立ての美しさに、直感が反応した。情報を集め、ヒストリーに納得し、展示会へ伺うことを決めた。スケジュールがタイト過ぎて、最終日の直前の連絡になってしまったけれど、上手く結ばれた。

 

ラックに並んだ状態でも良い服ということがわかる。これは良いブランドだと、直感が確信に変わる。贅沢だけど華やか過ぎない素材、研究されたパターン、仕立て、仕上げ。テーラリングのテクニックを応用しながら、ドレスウェアのルールから選別し、削ぎ落し、また加えた上で組み替える。身体形状のトレースではなく、人体動作によって現れるフォルムの変化へ転用する。モードやカジュアルといったファッションの領域に結合させていく。そして、人の身体へと関係を繋げる。その加点と減点の匙加減、構造としてのバランスがとても美しい。スーツは端正に、しかし堅くなり過ぎない余白と柔和さがある。古の労働者を思い描いたシャツには、細部にドレスが反映される。デニムとスラックスの融合、チノは華美と野暮が手を繋ぎ、オーヴァーコートは紳士の威厳が優雅に動きを見せる。


 

 


 

 

水野さんがどのような意匠なのか丁寧に説明してくれる。テーラリングのどの技法を使っているのか、一般的にはどんな部材で、どのようにルールを壊したのか。これは何処の国のどんな生地なのか。一般的なファッションウェアと古着の知見しかない僕には、このテーラーの知識が凄く新鮮で楽しい。と思っていたのも束の間。わかったような顔をしていたが、序盤でストレージのキャパを超えた。覚え切れる自信がない、伝えられる自信がない。


「お客様に直接お話して頂けないでしょうか。」


快く承諾してくださり、今回の催事が叶います。

 

 

 

 

Quilt Rebel Coat

Fabric / wool 100

Jpy 350,000 +tax

 

 

 

W/L Signature Double Jacket

Fabric / linen 52, wool 48

Jpy 120,000 +tax

 

W/L Signature Slacks

Fabric / linen 52, wool 48

Jpy 55,000 +tax

 

Silk Big Blanket Shirt

Fabric / silk 100

Jpy 110,000 +tax

 

 

 

Tweed Travel Jacket

Fabric / wool 100

Jpy 98,000 +tax

 

Tweed Pajama Pullover

Fabric / wool 100

Jpy 44,000 +tax

 

Tweed Travel Pants

Fabric / wool 100

Jpy 55,000 +tax

 

 

 

Wool Denim Slacks

Fabric / wool 100

Jpy 55,000 +tax

 

 

 

Beetle Chinos

Fabric / wool 100

Jpy 54,000 +tax

 


 

 

 

Hidale 2026 fall & winter order exhibition

2026年4月24日(金) ー 4月26日(日)

開場 13時 ー 閉場 19時

東京都渋谷区渋谷2-3-3 青山Oビル201

 

会期中はデザイナーの水野さんが終日在店予定です。Hidale 26AWのプレオーダーに加えて、オーダー頂いたトラウザーズの丈直しを行って頂けます。アップチャージもありません。既製サイズがなかなか合わず悩まれる方もいらっしゃるかと思いますので、ぜひこの機会にお試し下さい。

暖かな気温の下ですが、どうかこの三日間だけは秋冬の気持ちを思い出してご来店下さいませ。

 

*生地残量の都合により数量限定のアイテムがございます。こちらは先着順とさせて頂きます。

*オーダーにはデポジットとして商品代金の20%以上のお支払いをお願いします。

*来店人数次第では整理券での対応とさせて頂きます。お時間に余裕を持ってご来店下さい。

 

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